「百合と薔薇」

ーゲーテ=シュタイナー的自然観察への誘いー


ゲーテ・シュタイナー的自然観察への誘い
A5版変型フランス装 96頁
定価2530円(10%税込)

ISBN978-4-903865-36-2

 

 

本書は、幼児をはじめ、多くの人に愛されるチューリップを入り口に、
植物の叡智に満ちた世界をめぐる旅へと、読者を誘います。
それは、植物の注意深い観察から始まり、
《考えるように見、観るように考える》ゲーテ的観察により深められていきます。
さらに、花の姿かたちと私たちの魂の内的な仕草の類似の探求、
そして、百合と薔薇の象徴の秘められた意味の探求へと繋がっていきます。
・・・
そうした様々な植物へのまなざし、一種の《植物への帰依》は、
やがて薬草としての植物への洞察を啓くことになるでしょう。
というのも、
《私たちの魂こそが、植物がその究極的な姿を顕す舞台である》
からです。
本書には、多くの画・図版が散りばめられています。



本書の目次
Ⅰ 比べて観る
Ⅱ 花の姿の中に人間の心を観る
Ⅲ ゲーテ・シュタイナー的観察法
エピローグ 天と地を結ぶ植物
あとがきに代えて 薬用植物への誘い

 

 

著者略歴
丹羽敏雄(1943~)
人智学に基づく、バイオグラフィーや自然科学の拡張、ゲーテ的自然観察を研究。
バイオグラフィーワーカーズ・ジュピター会員、理学博士。
著者訳書に『シュタイナーの老年学』、『やさしい占星術』、『星々と木々』、『植物への新しいまなざし』(M. コフーン)、『エーテルと生命力』(E. マルティ)、『魂の救済』(R. リーヴァフッド)など。