我らが父よ―人間形成の道としての主の祈り

(絶版)

 

フリードリッヒ・リッテルマイヤー著 

輿石祥三訳

改訂新版 定価¥2400

ISBN978-4-903865-07−2

 

 

キリスト教の中心的な祈りである「我らが父よ」を現代に

甦らせるべく、キリスト教改新運動を担う初代キリスト者共同体代表が、熱く語る。
祈りの意味と役割を考えようとするすべての人におくる。

今日の人間が、聖なる神の名をどこかに予感できるとすれば、

それは毎晩頭上に懸かる星空にである。
たしかに近代天文学は、現代人の多くの優美な幻想を

打ち砕いたかもしれない。
大都会の煤煙は、その壮麗さを覆い隠そうとしているかも

しれない。
それにもかかわらずいまだに「天は神の栄光を物語っている」。
変わることのない卓越した忠実さをもって、星々はその静かな歩みを続け、神の神聖さの微かな光が今日の世界にも差し込んでいる。